トップ > はりきゅう治療が効く3つの理由
はじめに
はりきゅう治療は、体表の感覚神経にアプローチする刺激療法です。
手足のツボを刺激すると、刺激は背骨のなかを通って、脳へ伝わります。
これにより身体では、様々な反応が起こります。
手足への鍼灸
↓
神経
↓
脊髄(背骨のなか)
↓
脳
↓
身体へ指令
① 過食の抑制&血糖値の安定
体表からの刺激が脳に届くと視床下部という所でオキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンの役割の中に、糖尿病などの改善になる2つの効果があります。
・過食を抑える。
・コルチゾールというホルモンの分泌を抑える。
1つ目の過食がなくなれば、余計な血糖値の上昇がなくなりますね。
2つ目のコルチゾールは、血糖値を上昇させるホルモンでもあります。
血糖値が上がると、今度は下げるためのインスリンがドバドバと出ます。
糖尿病では、この血糖値の乱高下を緩やかにすることが重要です。
コルチゾールの不必要な分泌がなくなれば、血糖値の変動が安定します。
それは、そのまま糖尿病の改善になります。
② 免疫機能の活性化
鍼灸刺激は、免疫機能にも好影響を与えます。
鍼灸刺激は、リンパ球からタンパク質(サイトカイン)の分泌を促し、免疫力が上がるんです。
このタンパク質の役割について簡単に紹介します。
・免疫系の調節
・がん細胞の減弱、死滅させる
・感染の防御
・生体機能の調節
こんな役割をしてくれています。
要は、「病気にならないようにしてくれている」ということです。
③健康的に報酬系を刺激する
鍼灸刺激が加わると、脳内で快楽物質(βエンドルフィン)が分泌されることが分かっています。
快楽の名の通り、「気持ちいい!」って感じるわけです。
この作用は、脳の報酬系という所が働いた結果です。
(参考)鍼刺激と鎮痛作用 明治鍼灸大学 生理学 岡田薫
頑張り屋さん、イライラする時、糖尿病の方などは、この報酬系を食べ物で刺激する習慣があると思われます。
鍼灸の刺激は、脳にとっては味覚より格段にマイルドなので中毒性がないです。
実際に、アイスなど甘味がやめられない患者さんも定期的に鍼灸施術を受けると、次第に「甘味がなくても平気」と言われることが多いです。
こうなると、自然と腸内環境が整っていく状態になります。
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